日本で初めてブラックアウト(全域停電)が起きた北海道胆振東部地震から1年。 今回、当時の映像や当事者の証言などの解析から、北海道では、医療機関の情報共有システムが機能せず、災害時の患者の転院に混乱が起きるなど「医療崩壊寸前」の状態に陥っていたことが分かってきた。さらに、電気に依存していた物流システムが寸断され長期間にわたって食料品などの供給不足が発生していたことも明らかになった。 首都直下地震が発生した時、首都圏ブラックアウトは起きるのか?内閣府の想定では、電力の供給能力は5割程度に低下し、広域で停電が発生するとされている。地震から生き延びた人たちは、大停電によってどのような危機に見舞われるのか?大停電に備えるためにはどうすればよいのか?シミュレーションドラマを交え、その時への備えを考える。