シリーズ「平成史スクープドキュメント」第7回は、この30年、その姿を大きく変えた自衛隊の秘史に迫る。東西冷戦終結とともに始まった平成は、民族紛争やテロが相次いだ一方で、日本周辺では朝鮮半島危機や中国の台頭が顕在化し、国際情勢の激変に見舞われた。その中で変化を迫られたのが「自衛隊」だった。任務が拡大してく中で自衛隊は、安全保障の現場の「最前線」で何を見たのか。 今回、NHKは自衛隊にとって大きな転機となった「朝鮮半島危機(平成6年~)」「911同時多発テロ(平成13年)」「陸上自衛隊のイラク派遣(平成16年~)」に関する未公開ファイルを新たに入手。そして、それに基づく独自取材から、変貌する自衛隊の知られざる舞台裏が明らかになってきた。 戦後、“専守防衛”を掲げて活動してきた自衛隊に、私たちは次の時代どのような役割は求めていけばよいのか、未公開ファイルをひもときながら展望していく。