天才建築家ガウディが残した大きな謎は解けるのか?およそ140年前から建設が続く未完の世界遺産スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会。ついに去年10月、教会の最大のシンボル・イエスの塔の建設が始まった。完成すると、サグラダ・ファミリアは世界で一番高い教会(172.5メートル60階建ての高層ビルに相当)となる。しかし、ガウディが残した建築資料はスペイン内戦で焼失。イエスの塔の壮大な構想は長年、謎に包まれてきた。その謎に挑むのは、サグラダ・ファミリアの芸術工房監督として、40年前からガウディの残した手がかりを探し、教会を作り続けてきた外尾悦郎(そとお・えつろう)さんだ。NHKでは10年前から外尾さんに密着、制作の現場を記録してきた。さらに近年発見された、6000点を越えるガウディの遺品を独占取材。宝石のように美しいガウディの実験材料からイエスの塔につながるヒントが明らかになった。また、今回は、光の芸術、石の聖書とも称されるサグラダ・ファミリアを4K高精細カメラとドローンで撮影。新年に相応しいエンターテインメントと歴史ミステリーをご覧頂く。