ロシア・ウラル山脈のふもとにある「オルダ水中洞窟」。潜水ダイバーの間で、“世界で最も美しい洞窟”と言われている。年間で最も美しいのは氷に閉ざされた冬。NHKでは1年にわたって準備と訓練を行い、マイナス40度に達する現地に入り、世界で初めて4Kカメラによるオルダ洞窟の撮影に挑んだ。 氷の地下世界を進み、ようやくカメラがとらえたのは、50メートル先が見渡せるほど「ひたすら透明な水」。そして一面真っ白な石膏の岩が作り出す「荘厳な景色」だった。さらに専門家とともにオルダ洞窟誕生の謎を追うと、3億年前からの地形変化や気候変動が重なってできたという「奇跡の物語」が見えてきた。番組では、圧倒的な映像美とともに、絶景・オルダ水中洞窟の知られざる全貌に迫る。