原爆投下により壊滅的な被害を受けた広島。その中で、被爆直後から医療活動を続け、負傷者が殺到したのが広島赤十字病院だ。NHKは、「いのちの塔」とも呼ばれた病院で、医療活動の指揮をとり続けた院長・竹内釼が残した手帳を入手した。番組では、竹内資料などをもとに、被爆直後の医療現場の最前線を追体験していく。人類が初めて直面した核兵器の脅威、それに対峙した医療従事者たちの視点から、被爆の実相に迫る。