能登半島を中心に甚大な被害をもたらした大地震から1か月。死者は240人となり、4万棟を超える住宅被害が明らかに。寒さの中での避難生活、自治体職員の疲労の蓄積など危機は今も続く。一方、半島という地形の影響もあり、道路などの復旧が難しくなっていること、高齢化が進む地域で医療や介護をどう持続させるのかといった長期的な課題も浮き彫りに。被災地の実情と共に、過去の災害の知見を踏まえて今後の見通しを伝える。