1月13日に行われる台湾総統選を前に、台湾統一の意欲を露にする“巨龍”中国が揺さぶりをかけている。この8年政権を担ってきた蔡英文総統は、対峙する姿勢を貫き、中国との緊張が高まっている。野党・国民党は中国との関係改善を掲げて政権奪還を目指す。二大政党に不満を持つ若者たちを中心に第3極も存在感を示す。様々な立場の市民に密着し、台湾だけでなく東アジアの今後も大きく左右しかねない台湾市民の選択を見つめる。