旧統一教会に対する解散命令請求が出される中、長年社会から見過ごされてきた“宗教2世”たちが、宗教・宗派を越えて、複雑に揺れる胸の内を訴えている。「仮に解散命令が出たとしても、宗教にも家庭にも居場所のなかった2世の生きづらさは解消しない」、「信じるものは違えども、親子が共に歩む道はないのか」…。痛みと向き合いながらどう生きていくのか。模索の中から紡ぎ出される、“宗教2世”たちの言葉に耳を傾ける。