甘粕四郎(松岡昌宏)、21歳。何をやっても中途半端で、三浪してもなお合格の見込みのないダメ男。「俺って何のために生きてるんだろ」とつぶやきたくなるような、人生に夢も希望も見いだせない日々。唯一の親友、麻人(池内博之)だけは四郎を勇気づけ、田舎に帰るのを止めようとしていた。 そんな四郎の行く先々で、次々と起こる異常な出来事が。“お前の人生それでいいのか”というメッセージとともに四郎の前に現れたのは「天使」と称する不気味な男(陣内孝則)。「今のままではお前は生きている価値がない。よって1月8日午後1時30分に死ぬ」… 最初は半信半疑だった四郎も的中する男の予言に圧倒され、人生の残り5時間を一生懸命生きようとする。なぜかアルバイトを始める出版社では、密かに寄せる小春(奥菜恵)に逢い有頂天。そして、意地悪な上司の鮫島(袴田吉彦)や大和田課長(渡辺いっけい)のイビリにあう。 そして、残りあと1時間。というところで起きる大事件。巻き込まれる四郎。果たして四郎は生き残れるのか?