警視庁捜査一課の刑事を夢見て、高校卒業と同時に警察官への道に進んだものの、所轄の生活安全課で働き続ける小暮鉄平(松岡昌宏)は、現在の部署に遣り甲斐を見出せないでいた。
「何なんだよ、俺の人生は…。もう一回やり直せねぇかな…」
その矢先に迎えた35歳の誕生日、思わぬ出来事が起こった。なんと鉄平は22年前の1990年にタイムスリップ! 将来のことを適当に考えている13歳の自分=テッペイ(田中偉登)を発見した鉄平は、彼に最高の人生を歩ませるため"再教育"することを決意。首尾よくテッペイを丸め込み、学習塾へ連れて行く。ところが、そこで子どもたちに学歴至上主義を唱える英語講師・真野翔子(桐谷美玲)を相手に、ちょっとした騒動を起こしてしまう鉄平。このことが塾で問題になったばかりか、塾のオーナー・東唄子(風吹ジュン)からは成績不良が続くようならテッペイに塾を辞めさせざるを得ないという話まで持ち出されてしまう。しかし…キャリアになって捜査一課に入るためには、何としてでも13歳の自分には大学に行ってもらわなきゃ困る! 頭を下げる鉄平。そんな彼に、唄子は不敵な笑みを浮かべながら、ある提案を持ちかける。地上げ屋に目を付けられて困っている古書店を助けてくれれば、テッペイが必ず大学に入れるように教育してやるというのだ。
鉄平とテッペイはさっそく古書店へ。なんと、そこは2人のクラスメート・秋葉修介の実家だった!勉強のできない息子の将来のために、店を残して継がせてやりたい、と話す修介の父・修一。ところが、当の修介から意外な本音が飛び出し…!?