The film is set at the Akitsu health spa. Just after World War II, Shusaku Kawamoto (Hiroyuki Nagato) who is suffering from tuberculosis, has come to Akitsu to die. One young girl, Shinko (Mariko Okada), refuses to let him and invigorates him on the slow path to recovery. They fall in love, and in one of his darker moments, Shusaku asks Shinko to join him in double suicide. She accepts his love but not ready to die. Neither, it transpires, is Shusaku, and slowly they part. Time passes, Shinko finds out that Shusaku is married with a child, and he seems to have no interest in her any more.
太平洋戦争中、生きる気力を無くした一人の青年、河本周作は死に場所を求めてふらりと秋津温泉にくる。結核に冒されている河本は、温泉で倒れたところを、温泉宿の女将の娘、新子の介護によって元気を取り戻す。そして、終戦。玉音放送を聞いて涙する純粋な新子に心打たれた河本は、やがて生きる力をとりもどしていく。互いに心惹かれる二人だったが、女将が河本を追い出してしまったために、河本は街に戻る。数年後、秋津に再び現れた河本だが、酒におぼれ、女にだらしない、堕落してしまった河本に、新子はいらだちを覚える。そこで、河本が結婚したことを知った新子は、苦しい河本への思いを捨てきれないまま、河本を送り出す。その後、東京に行くことになった河本は再び秋津を訪れる。一途なまでに河本を思う新子、そして、優柔不断でだらしない河本は再び都会へ。さらに四たび秋津を訪れる河本、そのときには旅館を廃業した新子だったが、河本は新子との肉体の情欲にだけ溺れる。新子は、河本にいっしょに死んでくれと言う。そして最後、河本と別れたあとに、思いつめた新子は手首を剃刀で切るのだった。
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