「海辺の生と死」「アレノ」など生と性を独自の視線で描いてきた越川道夫監督が、夜の街で出会った女性と秘密を抱える塾講師のノスタルジックな逃避行を描いたドラマ。 ある日、居酒屋で知り合った若い女性モモと、40歳の男性トウドウ。童謡の「靴が鳴る」を歌いながら手をつないで歩く2人は互いを求め合い、身体を交わす。翌朝、昨晩の記憶をたどりながら、「道行みたいだね」と言うトウドウ。その言葉の意味を知ったモモは、黙って彼に泣きつく。それぞれにつらい過去を持つ2人は海を目指し、世界から逃げるよとする。 ヒロイン・モモ役を本作が長編映画初主演となる北澤響、トウドウ役を「偶然と想像」「愛なのに」も中島歩がそれぞれ演じる。
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