舞台は、織田と甲賀の大軍により攻め滅ぼされる直前の伊賀の国。ある忍びが、爆薬を抱え自爆による裏切り者抹殺という究極の使命を受けた― 天正9年。伊賀の国は織田と甲賀の連合軍により攻められていた。しかし、いかにその大軍といえども、当時謎の集団として恐れられていた伊賀を容易に潰すことはできなかった。そこで織田と甲賀は伊賀内に密偵を侵入させた。さすがの伊賀も内から崩されては外からの攻めに耐えうることはないと考えたのである。 それに対し、伊賀の上忍は内部に潜んだ裏切り者たちがとある洞窟に集まることを突き止め、そこへ伊賀で最も腕の立つ下忍の一人、突破を送りこむ。腹に爆薬を巻いた突破は自爆という手段で裏切り者達を一気に破滅させることを命じられたのである。 彼を守るため同行するのは凄腕の下忍、三者と喩組。三人は密会が行われる洞窟までの道すら襲撃を受けるが互いに協力し、立ちはだかる全ての敵を打ち砕きついには目的地へとたどり着く。 だが、そこには新たなる裏切りが、突破を待ち受けていたのだ・・・
No lists.
No lists.
No lists.
Please log in to view notes.