7年前の夏--まだ加地秀樹(勝村政信)が「帝都医科大学付属病院 前橋第27分院」の外科医だったころ、とある手術が極秘裏に行われた。 加地のオペによってその命を救われたのは、群馬の代議士・大沢正一郎(本田博太郎)。数週間後、病から復帰して選挙に勝利した大沢から謝礼の“紅白まんじゅう”を受け取った加地は、その金で銀座の高級クラブへ行き、そのままホステスの島田美里(倉科カナ)と一夜を共にする。 月日は流れ、「東帝大学病院」の外科医として働いていた加地のもとに、大沢から「会いたい」と連絡が入る。厚生労働大臣も務め、「東帝大学病院」の院長・蛭間重勝(西田敏行)とも懇意にする大沢からの呼びかけに心躍る加地。