早くに夫を亡くした55歳のみどり(松坂慶子)は、一人娘で産婦人科医の理恵(国仲涼子)に「病気で子宮を失った自分の代わりに子どもを産んでほしい」と頼まれる。代理出産は日本では原則認められていない。みどりは一度は拒むが、最後は引き受ける。理恵と米国に住む夫・伸一郎(片桐仁)との間の受精卵をみどりの子宮に戻す手術日は、ほかの患者がいない元日。茉莉亜院長(藤村志保)のクリニックで秘密裏に手術は始まるが…。